この度,教育現場においては待望とも思われる多層指導モデルMIMのアセスメントであるMIM-PM(「めざせよみめいじん」)のデジタル版が開発されました。開発にあたっては,2014(平成26)年度から2016(平成28)年度まで文部科学省の委託研究である「障害のある児童生徒の学習上の支援機器等教材開発事業」において,「読みにつまずきのある子ども向けアセスメント・指導モデルの開発」の成果をもとにしております。
mim-よみめいじん
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この度,教育現場においては待望とも思われる多層指導モデルMIMのアセスメントであるMIM-PM(「めざせよみめいじん」)のデジタル版が開発されました。開発にあたっては,2014(平成26)年度から2016(平成28)年度まで文部科学省の委託研究である「障害のある児童生徒の学習上の支援機器等教材開発事業」において,「読みにつまずきのある子ども向けアセスメント・指導モデルの開発」の成果をもとにしております。
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この度,教育現場においては待望とも思われる多層指導モデルMIMのアセスメントであるMIM-PM(「めざせよみめいじん」)のデジタル版が開発されました。開発にあたっては,2014(平成26)年度から2016(平成28)年度まで文部科学省の委託研究である「障害のある児童生徒の学習上の支援機器等教材開発事業」において,「読みにつまずきのある子ども向けアセスメント・指導モデルの開発」の成果をもとにしております。
このMIM-PMデジタル版に先立って,2016(平成28)年3月には,MIM-PMの2つの下位検査である「絵に合うことば探し(正しい表記の語を素速く認識できる力)」と「3つのことば探し(語を視覚的なまとまりとして素速く認識できる力)」で要する能力の向上をめざし正しく・楽しく繰り返す課題であるトレーニングツールも開発されました。
MIMデジタル版については,既に手に採って下さった先生方からも「読みにつまずきのある2ndステージや3rdステージ指導を要する子どもへの指導に活かしている」といった声や,デジタル版という特徴から,「比較的年齢の進んだ子どもの間でも活用しやすい」といった感想,さらには,「1stステージ指導の段階から積極的に導入している」といった興味深い実践も届いています。こうした実践内容や効果からは,デジタル版というICT機器が有する可能性も感じさせます。今後さらに活用事例等を収集しながらその効果と課題について検証していきたいと思います。
MIMはご存じの通り,通常の学級において,子どもの異なるニーズ,さまざまなニーズに対応した指導・支援をしていこうとする学力指導モデルです。その際,子どもが学習につまずく前に,つまずきが深刻化する前に効果的な指導・支援を提供していくことが重要と考えています。いわば先回りの支援,予防的支援です。そのためには,子どもの実態を早期に,正確に捉えておくことが必要になってきます。このように,アセスメントと指導とを確実に連動させることで効果が生じると考えています。
そこで必要不可欠になってくるのが,通常の学級でのMIMのアセスメントであるMIM-PMの実施です。これは,2つの下位検査から成り,各1分,集団で一斉に実施することができ,通常の学級での比較的簡便な実施を視野に入れています。しかしながら,実施は簡便でも,その後の採点やデータ入力によるグラフ化等の作業に困難を覚えるといった声も聞かれていました。このような作業面に関する負担感が理由で,子どもの実態を正確に丁寧に捉えるといったアセスメント自体が実施されなくなってしまったのでは本意ではありません。
こうした教育現場での状況・課題解決につながる一手としてこの度,MIM-PMデジタル版を開発しました。これにより,一人一人がタブレット端末を用いてMIM-PMを行うことで,終了と同時に採点結果が表示,サーバーがあればクラスの結果として集約され,個々の子どもの結果だけでなく,クラス全体の結果であるクラスレポートも呈示されます。こうしたシステムが整うことで,通常の学級の子ども一人一人の学びの様子を瞬時に把握でき,支援を必要としている場合にはすぐにでも対応できる,質の高い指導提供の可能性が増すことでしょう。
開発にあたっては,MIMの実践を豊富に積まれている先生方をメンバーに迎え委員会を組織し検討してきました。さらには,実証協力校ならびに自治体のご協力により,データの収集も行ってきました。この場をお借りして,深く感謝申し上げます。
しかしながら,MIM-PMデジタル版の開発にあたっては,まだまだ課題が残っております。MIMの実践を長年にわたって積まれ,効果を上げられている先生方においては,「まずは従来通り,MIM-PMの紙版をしっかりと行い,自分で丸つけを行うことで,子どもがどういう誤り方をしているのを目にすることが大切」であると・・・。確かに,MIM-PMデジタル版では,「子どもがどのように迷いながら答えを導き出したのか」についての足跡が見えません。明白なデータでは見えない,子どもの実態に迫れる可能性が従来の紙版のMIM-PMには残されているのです。確かに作業の負担感は否めませんが,私たちがこのアセスメントによって「何を知りたいのか」「どのような方法を採れば,そのような情報が最大限に引き出せるのか」,そのような目的と作業量とのバランスを考えていく必要はあるように思います。
もう一つの課題は,開発チームに課せられたものです。今回MIM-PMデジタル版として広く手に採れるようになりましたが,標準化においてはまだまだデータ数が十分とは言えず,現在も継続してデータ収集に努めているところです。今後,更にデータ数を蓄積し,より精度の高い標準化データを公表していく予定です(Webサイト等でお知らせいたします)。
最後になりましたが,今後も「子どもたちが学びを楽しみ,学びから自信を得る」ことをめざし,志を同じくする全国の先生方と手を携えながら,自分にできることは何かを問い続け,精進していく所存でございます。
【めざせよみめいじんの内容】
1.テスト1 「えにあうことばをみつけよう」
3つの選択肢の中から絵に合う語に丸をつける課題で,1分で実施します。
2.テスト2 「3つのことばをみつけよう」
3つの語が縦に続けて書いてあるものを素速く読んで,語と語の間を線で区切る課題で,1分で実施します。
【注意】
このアプリケーションは,小学校で多層指導モデルMIMによる指導を受けている方(指導者を含む)が対象です。子どもの実態を把握しながら(いわゆるアセスメント),「学習する上で様々なニーズのある子どもに,多様に,柔軟に,ニーズに合った支援を行うこと」「つまずく前に支援すること」といったMIMの理念や,読みの流暢性の指導の重要さについてご理解頂き,どのようにこのような指導法が開発されのかについてご理解頂くことが重要と考えています。このアプリケーションのみの活用では本来の効果は得られないと考えております。
【購入方法】
このアプリケーションを購入するためには,AppStoreからダウンロードしたのちに,購入時に必要なお客様の情報(自治体・学校等の団体名,住所,申し込み担当者のお名前・電話番号・メールアドレス)をアプリケーションの登録画面上でご記入いただく必要があります。申し込みをいただいた後,担当者より申し込み内容を確認するための連絡(電話)を差し上げ,そののちにID・パスワード等,アプリケーションを実行するために必要な情報(ライセンス証書)と納品書・請求書を代理店から発行させていただきます。
【購入に当たっての注意事項】
このアプリケーションは,MIMトレーニングiPad版とセットでの購入が前提となります。このアプリケーションをダウンロードしたのちに,MIMトレーニングiPad版も必ずダウンロードしていただき,同様の申し込みをしていただくよう,お願いいたします。
【お問い合わせ】
下記にメールでお問い合わせください。
mim@gakken.co.jp
MIMデジタル版テクニカルサポート
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