【共通テスト「英語 リーディング」はこんな問題
共通テスト 英語 過去問 解説付き 大学入試
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【共通テスト「英語 リーディング」はこんな問題!】
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【共通テスト「英語 リーディング」はこんな問題!】
■英語の語順のまま理解できる直読直解力が不可欠
■さまざまな種類の文書の概要を把握する力が問われる
■設問の該当箇所を素早く発見する情報処理能力が必須
センター試験の筆記は、「発音・アクセント問題」「文法問題」「整序問題」「会話応答問題」「図表問題」「物語文読解」「説明文読解」など、非常に多様な問題形式であった。しかし、共通テスト試行調査の問題は、すべて「読解問題」で、制限時間80分で10個の文書を読み、設問に答えるというもの。来年の本番も同様なら、制限時間内にすべての設問に答えるのは、センター試験よりも難しくなるだろう。なるべく返り読みをせず、英語の語順のまま、左から右に内容を把握する「直読直解力」の養成が急務だ。
文法問題が出題されないからといって、文法力を軽視してはならない。文法を無視してなんとなく単語だけつないで読んだとしても、誤読の山となりかねない。正しい文法知識に基づいて、SVOC を意識しながら正確な読解をしないと、正答率を上げることは難しいだろう。
出題される文書の種類は、伝言メモや告知記事のような比較的平易な内容のものから、ある人物の伝記や環境問題に関する記事のような固い内容のものまで多岐にわたっている。
すべての文書を端から端まで完璧に訳す必要はない。設問で問われているところに関係する部分を素早く見つけ出して解答する、設問処理のスピードを身につけることが共通テスト攻略の最大のカギと言っても過言ではない。
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【センター試験⇒共通テスト ここが変わる!】
●発音問題や文法問題は出されず、すべて読解問題で総語数も大幅増!?
●イラストやグラフを含んだ思考力を要する問題が増える
●小問数・マーク数は減少するが、複数の正解を選ぶ問題が出る!?
◆80分の試験時間の中で、大量の英文を読む必要がある
◆難解な語いや構文は出題されず、内容把握問題が中心となる
◆設問の該当箇所を探し出し、素早く解答する処理能力が必要
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【高得点獲得への対策スケジュール】
共通テストでは、発音問題や文法問題が出題されない。だからといって、発音記号や英文法の知識を軽視するのは絶対にダメ! 夏休み中までは、単語の発音・アクセントの確認や、文構造の文法的分析を丁寧に行う学習を徹底しよう。間違った発音で覚えていると、いつまでたっても聞き取れない。リーディングもリスニングも、復習時に正しい発音で「音読」をすることこそが、速読力獲得への近道だ。
そして、秋以降はセンター試験の第4問以降の過去問を、時間を計って演習するとよい。これらの問題は、共通テストとレベル設定がほぼ同じなので、対策アイテムとして役立つ。効率的に正解を得るプロセスを確立したい。
共通テストの新傾向問題の対策については、模擬試験をなるべく多く受験し、独特の形式への経験値を積むとよい。さらに、近年の私立大入試の過去問で共通テストと類似した問題も活用しながら、新傾向問題の解答力を養おう!
①語彙力・文法力・精読力を同時並行で鍛える
1学期のうちは、一文一文を正確に内容把握する精読練習からスタートしよう。単語と単語の意味だけを適当につないで、なんとなく意味がわかるというレベルでは、英文が長くなったとき対応できない。単語の品詞や文法を常に意識して、どんな長文であっても確固たる文法的知識に基づいて文構造が把握できる精読力を1学期中に完成させよう。
②音読を通じて、直読直解力を習得する
共通テストは、すべてが読解問題なので、「返り読み」をしていては時間内の全問解答を逃しかねない。読解練習などの復習時には音読をして、なるべく「日本語に訳さず」「英語の語順のまま」内容を理解できるように何度も反復練習しよう。黙読だけで終わらせないこと。なるべく CD などの音源も用い、意味を考えながら音読する訓練を毎日継続したい。
③発音記号を習得して、音のつながりに慣れる
リスニングは、第1段階として、日本語にない母音や子音を、発音記号を通じて習得し、正しく発音できるようにする。自分が発音できないものは聞き取れないからだ。第2段階として、聞き取れなかった部分を復習時に毎回確認する。例えば、talk about it は「トーク・アバウト・イット」ではなく、実際には「トーカバウリッ」と発話することが多い。
●夏休み中までは、発音・アクセントや文構造を丁寧に確認!
●秋以降は、センターの第4~6問を演習し、速読力を鍛える!
●模擬試験を活用し、新傾向問題の解答力を養成する!
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【共通テストで成功する学習法】
①語彙の暗記では、例文を通じて用法をマスターする
英語が苦手な生徒は、単語の暗記の際にただ一つの意味しか覚えないことが多い。しかし、例えば、address は名詞だと「住所」「演説」という意味だが、動詞だと「取り組む」という意味がある。meet は「出会う」という意味だが、meet the demand だと「需要を満たす」という意味になる。したがって、英文の内容を正しく把握するためには、一つの意味だけ覚えてもダメ。単語の学習は、例文を通じて、品詞・5文型・語法もセットで習得することが不可欠だ。
②段落メモを活用し、文章の流れをつかむ訓練を積む
長い文章を読んでいくと途中で話を見失ってしまうという人は、長文を読む際にいきなり「速読」を目指さないことだ。第1段落を丁寧に読み、話の方向性が見えてきたら、徐々に速度アップする習慣を身につけよう。そして、一つの段落を読み終えるたびに、いったん読むのを止めて、この段落は「要するに」何を言いたかったのかを考えるようにしたい。そして、長文の脇に「ひと口メモ」を残せば、あとで戻ってくるときに話を思い出しやすくなる。
③会話独特の表現の暗記+モノマネ音読を習慣づける
センター試験のリスニングの過去問を使って、未知の会話表現をマスターしよう。復習時にはなんとなくスクリプトを見ながら聞き流すのではなく、自分が聞き取れなかったところを中心に、ネイティブが話すスピードに合わせ音読することが大切だ。会話のスピードや抑揚が身につき、自分自身の発音もよくなっていく。後半の長い文章については、メモをとりながら聞いて、あとからそのメモを見ながらどんな内容だったかを思い出す訓練が有効である。
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◇皆様のご健闘をお祈りします◇
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